犬の社会化とは?
犬の社会化とは人間社会の様々な刺激に慣らす事です。
昔、犬は主に外飼いで『番犬』という位置づけであった為、社会化の必要性はありませんでした。
しかし、現在では社会化トレーニングは必要不可欠なものとなりました。
何故ならば、現在では犬は主に室内飼いで『家族の一員』という存在に変化してきたからです。
ドックカフェやペットと一緒に泊まれるホテル、ショッピングモールなど・・・一緒にお出かけする場所も増えてきましたね。
誰からも愛される、何処にでも一緒に出かけられる『家族の一員』にしたい。
その為には、まず人間社会の様々な刺激に慣らさなくてはなりません。
あらゆるタイプの人・犬・掃除機・テレビ・インターホン・バイク・自転車 etc・・・・・
社会化は人間の為だけでなく、犬がストレスなく快適な日々を送る為にも大変重要な事です。
そして問題行動への発展を防ぐことにも繋がります。
かといって、ただ人間社会の刺激に無理に慣らそうとしてはいけません。
社会化トレーニングにも正しいやり方・コツがあります。
犬を突然過度な刺激にさらしてしまうと、逆効果となります。
例えば、他犬に慣らしたいからといって、むやみにドッグランに連れて行くと
場合によっては愛犬に「他犬が怖い存在」だと思わせてしまう可能性もあります。
そうならない為にも、無理なくそして効率よく社会化トレーニングを行う必要があります。
その為には飼い主様が正しい社会化トレーニングの知識を得ることが望ましいのです。
犬をうまく様々な刺激に慣らしやすい時期を社会化期と言います。
社会化期は、生後3週齢頃から始まり生後3~4ヶ月齢に終わると言われています。
それは、その時期の仔犬はまだ警戒心より好奇心の方が大きいからです。
様々な刺激を受け入れやすいのです。
仔犬を迎えられた飼い主様は、進んで正しい社会化トレーニングを行って下さい。
これから社会化トレーニングを行いたい飼い主様のために、パピーレッスンをご用意しております。
また成犬になっても、社会化は一生続きます。
社会化期に比べ時間はかかりますが、犬が少しでもストレスなく快適な日々を送れること、
それは私達人間の最低限の役目なのではないでしょうか。